2009年06月15日

分生子(ぶんせいし)というのは、子嚢菌及び

分生子(ぶんせいし)というのは、子嚢菌及び担子菌門が形成する無性胞子のことである。ある程度はっきりした柄の上に、外生的に作られる。また、分生子のみで繁殖する菌類のことを不完全菌という。

分生子の特徴 [編集]
分生子(Conidia)というのは、主として子のう菌および担子菌が、無性生殖の方法としてつくる胞子のことである。したがって、不完全菌の形成する胞子も分生子である。厚膜胞子を分生子に含める場合もあるが、一般的ではない。栄養菌糸体の一部が分画されてできる硬膜胞子とは異なり、ある程度はっきりとした専用の枝(分生子柄)の先の方に作られる。形成されるときの細胞分裂は、体細胞分裂である。分生子は、分生子柄の先の方に、外生的に作られる。つまり、元になる細胞の細胞内に作られるのではなく、既存の細胞から外へ出芽するように作られるか、既存の細胞が分画される形でできる。実際には、分生子は分画か出芽かといった区別だけでは論じられないような、様々な方法で作られている。

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分生子の形は様々である。一般に胞子といえば単細胞と思われがちであるが、分生子には、単細胞のものも、多細胞のものもある。全体の形は、球形のものから複雑な形のものまである。陸生のものでは、球形、楕円形、円柱形といった、単純な形のものが主である。水生不完全菌では、分生子はねじれた棒状、いくつもの枝を出した形、中心点から4本の枝を立体的に伸ばしたものなど、複雑で多様な形のものが知られている。陸上でもそのような分生子を作るものがあり、それらをまとめて水生不完全菌の発見者にちなんでIngoldian Fungiと呼ぶ。

分生子柄は単純なもの、複雑に分枝するもの、胞子をつけない菌糸が飾りのようにのびているものなどあり、それぞれ重要な特徴である。また、分生子柄をバラバラに作るものの他に、束になって先端にたくさんの分生子をつける分生子束をつくるもの、まとまって分生子柄のマットのようになった分生子座を作るもの、さらにその周辺を覆う構造ができて、小さなキノコのようになった分生子果を作るものもある。

菌糸体や分生子は、透明のものや着色したものがある。コロニーを肉眼で見れば、一定の色をしていても、顕微鏡下では透明に見える場合もある。

2009年05月29日

ドイツ装甲師団は、数量ではドイツ軍に勝る

ドイツ装甲師団は、数量ではドイツ軍に勝る連合軍戦車部隊を戦車運用力の巧みさで打ち勝った(電撃戦)。独ソ戦でも未経験な発展途上のソ連戦車部隊を破った。

しかし、戦車戦術では後進国であったアメリカが、生産力に物を言わせて連合軍に大量の戦車をレンドリース法(武器供与法)に載せて本格的に供与し、イギリスが機甲師団を増強し始めた。ソ連もアメリカ・イギリスからの武器供与だけでなく、シベリアに疎開させた工場でT-34などのドイツより優秀な戦車の大量生産を始めた。特にアメリカの戦車は、戦車単体の性能は高くないものの、生産量は莫大であり、機械的信頼性も高かった。1942年以降、戦争は機甲師団同士の戦闘が多くなり、生産力に劣るドイツは補給に問題が目立って来た。

1942年末から43年にかけ、エル・アラメインの戦いとスターリングラード攻防戦の敗北以後、ドイツは防戦一方となる。もとより空軍との連携作戦を新戦術としたドイツ軍の攻撃は制空権を失ったことにより、威力を失った。以後欧州戦線はイギリス、ソ連、アメリカ、自由フランスの機甲部隊が大活躍する舞台へと一変した。

「再軍備」開始から十分な時間がないままに第二次世界大戦に突入したため、大戦中常に戦車の質・量の不足に悩まされたが、先駆国だけに各兵科を組み合わせた部隊運用の妙で健闘した。

1935年10月15日に編成された第1から第3の三個装甲師団は、それぞれ二個戦車連隊(各二個大隊編成)からなる一個装甲旅団及び一個狙撃兵連隊と一個オートバイ狙撃兵大隊からなる一個狙撃兵旅団を基幹として編成されていた。装甲部隊に付属する自動車化された歩兵(Infanterie)を当時のドイツ軍では狙撃兵(Schützen)と呼んだ。その他の部隊として、自動車化砲兵連隊・偵察大隊・対戦車大隊等が編制に含まれていた。
更に第4装甲師団が1938年11月10日、第5装甲師団が同24日に編成された。
1938年には戦車大隊と自動車化された騎兵部隊と組み合わせて、準装甲師団ともいえる第1から第4の軽師団が編成された。
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1939年4月1日に第10装甲師団が編成され、第二次世界大戦開戦時には装甲戦力として第1から第5及び第10の6個装甲師団及び第1から第4の4個軽師団が存在していた。
当時のドイツ軍が保有していた戦車は約3,000両。うち、中戦車であるIII号戦車は100両以下、IV号戦車も200両程度で、戦車大隊本部と4個中隊中1個中隊に優先的に配分され、残りの3個中隊は全て本来訓練用で機関銃と機関砲が主砲の豆戦車に近いI号戦車とII号戦車で構成されていた。チェコスロバキア軍から接収された35(t)・38(t)軽戦車300両弱で補完された。しかし、編成も机上の話で、1個装甲師団あたり16個中隊あるはずが、実際には12個中隊(充足率75%)しか編成できず、実際に大隊の下に置かれた中隊は3個であった。しかし、質・量共に戦車隊には問題が多かったが、ポーランドの機動戦力の主力は騎兵と豆戦車であり、十分対抗できた。新戦術電撃戦も成功し、ワルシャワ周辺の要塞も陥落させるなど、大戦果を挙げた。
砲兵部隊の大砲は、全て牽引式であった。

2009年04月26日

南唐

南唐(なんとう、937年 - 975年)は、五代十国時代に江南に割拠した国であり、十国の1つ。首都は金陵(現在の南京)。国号は単に唐であるが、唐と名乗った他の政権と区別するために、特にこの国の名を南唐という。

十国の中では最大の勢力を誇ったが、華北の後周や北宋に攻め立てられて、滅亡した。また、文化的・経済的には大いに繁栄した。

呉では、丞相を勤めた徐温の死後、その養子である徐知誥が太尉・中書令となって政治の実権を握っていた。931年には、金陵(現在の南京)に駐屯するようになり、子の徐景通(後の南唐の2代目の君主)を呉の都である江都にとどめて政治を任した。徐知誥は933年には斉王となり、さらに937年10月に呉の皇帝である睿帝(楊溥)から禅譲を受け、皇帝として即位し、国号を斉とした。

徐知誥は養子になる前は姓が李であり、これは栄華を誇った唐の歴代の皇帝の姓の李と同じであった。このため、938年に徐知誥は自らの姓を李に戻し、自分は唐皇族の李恪の末裔であるとして、国号を唐とした。さらに、徐知誥は自分の名を知誥から昪に変えた。すなわち、徐知誥の姓名はこれより後、李昪となる。李昪は対外戦争を起こさないようにして、内政を充実させて国力を増強した。例をあげれば、隣国の呉越で大火災が起きて宮廷や倉庫・軍隊に大損害が起きたときに、群臣は呉越が疲弊している今こそが呉越を攻める機会であると進言した。しかし、李昪はこの進言を無視し、逆に呉越に火事見舞いを送ったのである。


対外発展 [編集]
李昪の死後、子の李璟(先述の徐景通と同じ人物)が後を継いだ。李璟は父と違って、対外拡張政策を進めた。現在の福建省に割拠した閩では後継者争いが続き、国政が混乱していた。李璟はこれに乗じ、945年に閩を滅ぼした。さらに福州を攻めたが、呉越の銭佐に敗れた。

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現在の湖南省に割拠していた楚でも、後継者争いが続いていた。950年に当時の楚王の馬希広の兄である馬希萼が南唐と結んで、馬希広を殺した。馬希萼は楚王となり、南唐の臣下と称した。しかし、翌951年に馬希萼が部下に追われると、南唐は軍勢を楚に差し向け、楚を併合した。ここに、南唐は現在の行政区分で言うと江蘇省・江西省・安徽省・湖北省・湖南省・福建省を領するようになり、南唐のおよそ40年の歴史の中でこの時版図は最大になった。

2009年04月09日

撚糸工連事件

撚糸工連事件(ねんしこうれんじけん)とは、日本撚糸工業組合連合会が元経理課長による横領を告訴したのをきっかけに明るみに出て、東京地検特捜部が1985年9月から翌年5月にかけて摘発した戦後日本の汚職事件。通商産業省幹部2名の収賄容疑を経て11人が逮捕、うち7人と任意で事情聴取をされていた現職の国会議員2名を含む9名が起訴された。

撚糸工連職員の横領事件捜査に端を発し、使途不明金の解明を進めるうちに同工連のトップの横領、国家公務員や現職国会議員への贈収賄事件が芋づる式に発覚。現職国会議員である民社党の横手文雄衆議院議員と自民党の稲村佐近四郎衆議院議員の逮捕へと発展した。

政界官界事件についての概要は、「設備共同廃棄事業」の廃止が規定路線となる中、不況にあえぐ繊維業界が同制度の維持を目論み、所管官庁である通産省の職員や政治家に献金・接待攻勢をかけていたことが発覚。設備共同廃棄事業をめぐっては過剰設備を廃棄するために国がその設備を買い上げ続けていては設備を持っていることが利権となり、設備の自然淘汰が進まないとの批判の声があがっていた。撚糸工連関係者はそのような動きを封じ込めるため国会議員を利用し国会審議の場で通産省の担当者を問い糺したり、通産省へ直接的に圧力をかけることを期待して働きかけを行った。その結果、現職国家公務員2名と繊維族議員2名が有罪判決を受けるに至った。

事件の経過 [編集]
1985年
9月11日 - 撚糸工連が元経理課長兼業務課長三谷健一を詐欺罪等で東京地検に告訴。
10月下旬 - 撚糸工連理事長の小田清孝らが工連の資金を私的口座に移し株取引をしている事実が発覚。
12月3日 - 東京地検特捜部、三谷健一を2億7000万円分の業務上横領容疑で逮捕。
12月25日 - 三谷を2億7000万円分の業務上横領で起訴。
1986年
2月13日 - 撚糸工連理事長小田清孝、前専務理事井上修吾、石川県撚糸工業組合事務局長北山春夫、仮より糸の賃加工あっせん業河瀬元憲の4人を4億2000万円分の融資に絡む詐欺容疑で逮捕。三谷も再逮捕。
3月6日 - 約7億6000万円の資金を撚糸工連の口座から私的に引き落とし、利付商工債を購入し、転売益をあげた業務上横領容疑で小田を再逮捕。小田が実質的に経営する「小田興産」(石川県小松市)役員片山将嘉を共犯で逮捕。
3月26日 - 通商産業省工業再配置課長高沢信行、中小企業庁組合兼調整係長高萩岳見を収賄容疑で逮捕。加えて、撚糸連工常務理事高丸欣也を贈賄と証拠隠滅容疑で逮捕。小田、井上を贈賄容疑で再々逮捕。
高沢は東京六本木での飲食代を撚糸工連に支払わせていたこと、高萩は新宿区内の料亭で接待を受けていたことで逮捕となった。
4月16日 - 民社党の横手文雄代議士を受託収賄容疑で任意で事情聴取開始。
4月24日 - 民社党、横手の離党届を正式に受理。同日横手民社党を離党。
4月25日 - 自民党中曽根派の稲村佐近四郎代議士を収賄容疑で任意で事情聴取開始。
4月26日 - 稲村の私設秘書瀬戸口安正を証拠隠滅容疑で逮捕。
4月28日 - 稲村の私設秘書鳥毛之夫を証拠隠滅容疑で逮捕。
5月1日 - 東京地検、横手を受託収賄罪で、稲村を収賄罪でそれぞれ在宅起訴。稲村、自民党を離党。
5月23日 - 三谷を2億円分の撚糸工連利付商工債権横領容疑で追起訴(2億7000万円分については起訴済。合計4億7000万円の業務上横領にて起訴)し捜査終結。稲村の秘書2名を含む4人を処分保留のまま起訴猶予処分。
6月1日 - 稲村、次回の衆院選に出馬しない意向を表明。(横手は潔白を主張し出馬)。
7月6日 - 横手、出馬するも落選。
7月16日 - 東京地裁、高沢を保釈金500万円で保釈を認める決定。
7月11日 - 東京地裁、片山の公判開始。その後他の被告の公判も始まる。
7月30日 - 東京地裁、井上を保釈金2500万円で保釈を認める決定。
8月15日 - 通産省、高萩を懲戒免職。高沢については起訴事実を否認していることを理由に処分見送り。
9月29日 - 東京地裁、収賄で高萩に懲役10月執行猶予2年、追徴金104万円余の有罪判決。
12月25日 - 東京地裁、高沢らへの贈賄、詐欺で小田に懲役4年の実刑判決。その後小田控訴。
12月25日 - 東京地裁、詐欺、業務上横領で三谷に懲役4年の実刑判決。
12月25日 - 東京地裁、贈賄、詐欺で井上に懲役3年執行猶予5年の有罪判決。
12月25日 - 東京地裁、詐欺で河瀬元憲に懲役2年執行猶予3年の有罪判決。
12月25日 - 東京地裁、業務上横領で片山将嘉に懲役1年6月執行猶予2年の有罪判決。
1988年
3月15日 - 東京地裁、高沢に懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金246万余の有罪判決。高沢、その後控訴。
飲食代金計58回、256万円余を業者側に支払わせていたと認定。
1989年
9月7日 - 東京高裁、高沢に懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金244万円余の有罪判決。高沢、その後上告。
高裁は事実認定に誤りがあるとし1審判決を破棄。追徴金の金額が変更された。
11月6日 - 東京地裁、稲村に懲役2年6月、執行猶予3年の有罪判決。稲村は控訴したが後に取下げ1審判決確定。
11月27日 - 稲村、地元石川県羽咋市で開かれた後援会の席上政界引退を正式に表明。
1990年
7月29日 - 執行猶予中の稲村佐近四郎元代議士脳梗塞で死去。
1992年
10月27日 - 最高裁、高沢の上告を棄却する決定。収賄罪にて懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金244万円余が確定。
10月28日 - 最高裁、小田の上告を棄却する決定。3年6か月の実刑が確定。小田収監。
詐欺、業務上横領、通産官僚への贈賄容疑。両代議士への贈賄については公訴時効が成立していた。

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2009年03月25日

伊賀の影丸

1961年から1966年まで「週刊少年サンデー」に連載された。主人公の影丸は江戸幕府の隠密で、伊賀流の忍者。彼は服部半蔵の命を受けて日本各地に赴き、徳川家に敵対する勢力と戦う。本編9話、番外編3話がある。1963年11月5日から1964年11月3日まで、TBS系で人形劇が放映された(全52話)。他に、松方弘樹主演で東映から映画化もされている(1963年(昭和38年)7月24日公開)。

黒装束に鎖帷子を着るという忍者の視覚的イメージを確立した漫画である。本作においては忍術合戦が話の中心となり、その上で複数対複数の駒取り合戦のような形式を取ることで子供の読者の心をつかみ成功を収めた。これは本作以前に人気のあった山田風太郎の小説「忍法帖シリーズ」の影響が大きく(特に甲賀七人衆など、能力などが小説そのままのものもある)子供向けに翻案したような印象もある。だが、本作のヒットを受け鉄腕アトムの「地上最大のロボット編」やサイボーグ009など人気作が生まれたのを皮切りに、現在でもどの少年向け漫画雑誌にもみられるような、「それぞれ固有の特殊能力をもった者たちが敵味方入り乱れて闘う」という一つのスタンダードを漫画媒体に取り入れた、その先駆けが本作であるともいえる。本作での忍者の多くは基本的に人間の姿をしているが、後の仮面ライダーにおける仮面ライダーやショッカーの改造人間のように特殊な能力を持った、超人的な存在として描かれている。同時に、忍者は忍法で戦い合う者という、史実的には間違った認識を子供達に与える一端となるなど、その影響力は大きかった。

なお、秋田書店のサンデーコミックス版では収録順が連載された順番とはかなり異なる。

影丸の顔立ちはシリーズによって劇画風であったり、丸みを帯びた少年風であったりと変化が見られる。

人気作であったが、テレビ局から特撮テレビドラマの原作依頼があった際、横山光輝はこれに応じて「飛騨の赤影」(後に仮面の忍者 赤影)の連載を開始し、入れ替わる形で連載終了している。

登場人物 [編集]
基本的に、レギュラーと言えるのはこの2人。

影丸
本作の主人公。架空の人物。剣術、手裏剣術、その他忍術に高い能力を有する。彼特有の術には、木の葉隠れの術(危機に際して敵を撹乱して逃げたり、眠り薬や痺れ薬を塗った木の葉で敵を行動不能にする)や木の葉火輪の術がある。
服部半蔵
公儀隠密総元締で、徳川家康に仕えた服部半蔵(おそらく服部正成の事)から数えて5代目。影丸ら隠密に指令を出して徳川家への謀反や不穏な動きを事前に防ぐ。老齢だが、腕は衰えていない。
余談だが、史実の服部半蔵は伊賀同心の支配役であり、自身は忍者ではない。また伊賀同心の支配役としての任は服部正成の息子・正就の代で解かれている(弟の正重が桑名藩松平家で服部半蔵の名を継承)。同じ横山光輝の漫画の兵馬地獄旅は、この史実に対して忠実である。

若葉城の巻 [編集]
若葉城に将軍が御成りになることが決まるが、藩内に事前に潜入していた隠密が討ち取られ、半蔵は若葉城の不穏な動きに気付き、影丸ら隠密を派遣する。若葉藩の甲賀七人衆に苦戦する影丸のため、半蔵は大八と右京を応援に向かわせ、彼等が全滅すると甚作、兵衛、彦三を半蔵は向かわせる。この中で彦三だけが若葉に辿り着く。影丸は彦三に若葉城付近を任せ、甲賀七人衆の頭である阿魔野邪鬼等の秘密を探るべく甲賀の里の姫宮村(初出時は姫宮部落)に向かう。一方、彦三は邪鬼に倒されてしまう。邪鬼の秘密を知った影丸は彦三の死を乗り越え、邪鬼を除く七人衆を倒す。若葉城に吊り天井屋敷が造営されていることを半蔵に報告した影丸は、若葉城主・若葉右近を追い詰め、右近は切腹する。邪鬼は崩壊する吊り天井屋敷と運命を共にしたかに見えたが…。

ゲスト公議隠密 [編集]
大八
影丸への援軍の第1陣。接近戦では一発必中の大きな含み針を口から発射して敵をしとめる術を持つ。この術で一度は邪鬼を倒すが、復活した邪鬼の逆襲に遭う。口から含み針を発射する技を再び使うも邪鬼には通用せず、若葉上天守閣にて邪鬼に一刀両断された。その後影丸と右京をおびき寄せるための囮として、その死体を曝された。
右京
影丸への援軍の第1陣。忍者としての能力は総合的に優れている。五郎兵衛の蹴りで負傷しつつ、犬丸を河に引きずり込んで倒すも、直後に半助に倒される。
なお犬丸を河に引きずり込む際に、鎖鎌を足に結び付けて宙吊り状態で攻撃を仕掛けるが、この時はいかにも木がなさそうな崖の場面なので、どのようにして宙吊りになることができたのか疑問がある。
甚作
影丸への援軍の第2陣。若葉藩に潜入前に真先に半助に倒される。台詞らしい台詞を喋らないまま、半助に殺された。基本的に水中戦が得意な半助に地上で敗れるあたり、忍者としての能力は低いと思われる。
兵衛
影丸への援軍の第2陣。若葉藩に向かう際、水中で半助によって倒される。口の中に大量の含み針を仕込んで攻撃できる。
彦三
影丸への援軍の第2陣の中で唯一若葉藩への潜入に成功する。影丸と協力して邪鬼、半助と渡り合う。非常に俊敏な動きを誇る。(手裏剣などの飛び道具を含めて)何かが接近すればすぐに分かるという特殊能力があり、背中に目が付いているかの如く、後ろからの攻撃でさえ尽く避けることが出来る。影丸との協力で半助を倒し、独特の剣法で邪鬼を1度倒す。この後、復活した邪鬼の策略によって影丸ともども目潰しに遭うが、影丸を庇いながら脱出に成功。脱出の途中、多数の蝙蝠が棲息する洞窟に邪鬼を誘き寄せ、蝙蝠を使って邪鬼を再度仕留めて足止めする。目潰しに遭っても移動に困らないこと、蝙蝠を自在に操ることができることから、蝙蝠が発する超音波のようなものを会得しており、それによって近付くものを認識できるのだと思われる。しかし、岩場に追い詰められた際には、独特の剣法も通用せず(刀を地面に突き立て、接近した相手に突き刺すというもの。岩場では刀が刺さらず不発に終わった)、直後に網で動きを封じられたところを邪鬼に斬られた。

ナビワジ マーモ リカー 一刻千金 トベラ シャン フック トロピ アームロ サリドマ ビーツ ヨーク アンダー みみず クマザ ワラルー レース 結の的 サーチ バルコニー スキタイ ナビ凪笛 ドライアイ ぬくもり ローラム サンゴ トポロ ソナタ レモンバ ブリーフ ソバ国内 ボイル キキーモラ リーブ オブザ スルタン けんばん 水たまり トパーズ ムンク セラミド シーレー よいち シロップ ふだい プライ サルベージ ショート ファジー ファーム

2009年03月10日

城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔

城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(じょうさいとし ― きゅうでん、およびおとめのとう)は、アゼルバイジャンの首都バクーの歴史的建造物に設定されたユネスコの世界遺産(文化遺産)である。アゼルバイジャンにおいて国内最初の世界遺産。

この世界遺産が設定されているのは、カスピ海沿岸の都市バクーの旧市街である。城壁内は一般にイチェリ・シェヘル(アゼルバイジャン語で「内城」の意)と呼ばれている。

バクーの町は5世紀頃からあったとされるが、その存在が確認されるのは10世紀以降である。バクーは伝統的に現在のアゼルバイジャン共和国東部にあたるシルヴァン地方の主要都市で、もともとペルシア人のゾロアスター教徒の多い街であったが、アラブ人とともにイスラム教が到来し、さらに現在のアゼルバイジャン人の直接の先祖となるテュルク系の遊牧民が侵入した。

1538年までは、土着の王朝シルヴァン朝が首都としていたが、南のアーゼルバーイジャーン地方(現在のイラン領アゼルバイジャン)に興ったサファヴィー朝の支配を受け、さらに1585年にはオスマン帝国によって征服された。まもなく17世紀にはサファヴィー朝の支配下に戻るなど、イランとトルコの政権の間で争奪が続いたが、1806年にはカスピ海西岸を南下してきたロシア帝国によって占領され、ロシア人主導で近代都市が建設された。

さまざまな民族の支配を受けたことにより、バクーはアゼルバイジャン固有の文化はもとより、アラブ、イラン、ロシアなどの影響と文化が共存する独自の景観を持つようになった。

登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。

(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。
これに対して、ICOMOSは以下の旨のコメントをつけた。
セタノール スタッフ 青空の破片 シロキ システム シャリ フレッシュ 星空 レビュー スケープ レター セラピスト ウォータ 雪化粧南瓜 ヤンゴン マリン フリマ ジンゲス ひえい リヤド 大冒険ニュ ポポポ ハート なご セレシン ジンク ネーチャー ブル スティック スポーツ リトル ショート システ フリー 砂漠のバラ ブジー コスメ クリーム トロメア うぇあ あしげ プロペラ ナイフ ショッキ キュート イング スタメン チャ・チャ バラクーダ ローブチ

バクー城内はゾロアスター教、サーサーン朝、アラブ、ペルシア、シルヴァン朝、オスマン帝国、ロシアの文化の影響を受けた歴史的な都市景観と建築の顕著な例である。
バクー城壁地区(イチェリ・シェヘル)内
メフメト・モスク
12世紀のメドレセ(イスラム学院)
ハッジ・ガーイブのハンマーム(浴場)
ゾロアスター教寺院(17世紀)
カースム・ベクの隊商宿
カースム・ベクのモスク
ムルターニー人(インド商人)の隊商宿
ブハラ人(中央アジア商人)の隊商宿
17世紀のハンマーム跡
シルヴァン・シャー宮殿
シルヴァン・シャー廟
セイッド・イェフヤー・バクーヴィー廟
ケイグバードのモスク
乙女の塔
この他、バクーが石油産業都市として栄えたロシア帝国時代の文化遺産が保護区域に含まれている。

2009年02月22日

ナマコ(海鼠、英 sea cucumber、sea slug)

ナマコ(海鼠、英 sea cucumber、sea slug)は、棘皮動物門ナマコ綱に属する海生の動物の総称。世界に約1,500種、日本にはそのうち200種ほどが分布する[1]。食用になるのは、マナマコなど約30種類。寿命は約5?10年。
大航海 だいこん バント しじょう ハレー ポル国内 トップス アッチラ シャボン ラゴン リーマン ラグソール ラセボ カスト ボール リリヤン レーション マッシ セレナ インター キルン バターク ロスメン ダルコ スキャ イチク スピッ シック ジッグ アグラ ラストシ オフサイド ローアン ソース ノズル ジラフ ヱスビ ラインビ ガスボンポ テミズム マスター てんゆう スカーフ ストライ ション スト ロース バミュー デル チョウゲ

ナマコ綱は、棘皮動物門に属する動物の一群である。この門の他の群(ウニ、ヒトデ、クモヒトデ、ウミユリ)は体軸を基盤面に垂直にした体をもつのに対して、ナマコ類は体が前後に細長く、腹面と背面の区別がある。見かけ上は左右相称であるが、体の基本構造は棘皮動物に共通した五放射相称となっている。体表が刺や硬い殻ではなく、比較的柔軟な体壁に覆われることもナマコの特徴である。骨格の発達は悪く、細かな骨片として体壁に散らばっている。雌雄異体であるが、外観から区別することは困難である。

ナマコは無脊椎動物としては大きくなる方で、体長数十cmの種類はざらである。最大級のナマコであるクレナイオオイカリナマコは体長4.5m・直径10cmに達する[2]。日本周辺の海域にはシカクナマコ科のマナマコが特に多く、食用にされるナマコもほとんどの場合はこの種である
すべてが海産であり、淡水・汽水域には生息しない。潮間帯から深海まで分布範囲は海洋全域に及ぶ。大部分が底生で、潜行性のものも含む。深海に住むナマコには、ユメナマコなど浮遊性の種類も知られる。サンゴ礁の海底や深海底の一部では極めて大きな集団を形成することがある。

行動
基本的に不活発な動物で、海底をゆっくりと這っている。多くのナマコがデトリタス(海底に降り積もって堆積した有機物)を主な餌とし、触手でそれらを集めて食べる。食べ方は種によって異なり、海底表面のデトリタスを舐めとるように食べるものと、砂と共に口にかき集めるものがいる。水中に触手を広げ、海中を漂う有機物を集めるナマコもいる。

特殊な性質として、敵の攻撃を受けると内臓を放出するものがある。熱帯性のナマコの多くはキュビエ器官という白い糸状の組織を持っており、刺激を受けると肛門から吐出する。キュビエ器官は動物の体表にねばねばと張り付き、行動の邪魔をする。マナマコなどキュビエ器官を持たないナマコは、腸管を肛門や口から放出する。ナマコは他の棘皮動物同様に再生力が強く、吐き出した内臓は1?3ヶ月ほどで再生される。

形態
外部形態
ナマコの外部形態(a - 触手、b ? 肛門、c - 腹部の管足、d - 疣足)
水槽の壁を這うアデヤカキンコ。腹側に走行する3列の歩帯が明瞭である多くは細長い芋虫型で、腹と背の区別がある。前端に口、後端には肛門がある。ナマコの体表は主にコラーゲンから成る厚い体壁に覆われている。体壁は柔軟で、伸縮性に富む。表面はクチクラに覆われ、内側には環状筋と5列の縦走筋があり、これらを使って呼吸や運動を行う。体重の90%以上は水分である。深海の浮遊性ナマコは寒天質の体をしており、重量を減らすことで浮力を得ているとみられる。

ヒトデと違ってわかりづらいが、ナマコの体も棘皮動物に共通する五放射相称の構造となっている。ナマコの腹には中央とその両側に歩帯(管足が並ぶ)があり、背側には左右両端に歩帯(管足が変形した疣足が並ぶ)がある。すなわち、全身は放射状に並んだ5つの歩帯から構成されている。腹側の管足は移動に使われ、先端が吸盤となっている。無足目と隠足目のナマコは管足を持たず、蠕動運動によって移動する。板足目のナマコは多くが深海性で、一部には太く大きな管足を持つ種類がいる。
口周辺には管足が変形した触手が輪状に配列し、餌の摂取や、種によっては移動にも使われる。触手は他の管足よりはるかに大きく、先端は種によってさまざまな形に枝分かれしている。触手は口に引っ込めることも可能で、本数は5の倍数であることがほとんどである。

ナマコは骨格を持たないが、体壁の内部に石灰質の骨片が無数に散らばっている。骨片は肉眼で確認できる大きさのものもあるが、大部分は顕微鏡サイズで、微小骨片(spicule)と言われる。骨片の形は穴の空いた平板型、車輪状、カギ型、錨型などさまざまで、分類上の形質としても使われる。

ナマコの体壁は真皮と筋肉から成り、水分の含有量が高い。体壁はその硬さを大きく変化させることができる。硬質ゴムのように硬くもなり、つかんだ指の間から流れそうなほど柔らかくなることもある。柔らかくなって岩の隙間にもぐりこみ、そこで硬くなって天敵や波に引き出されないようにするなど、ナマコはこの性質を防御に利用していると考えられている。

消化器
ナマコは消化器として食道・胃(種によっては不明瞭)・小腸・大腸を持つ。口から肛門まで直線状あるいはS字型の単純な構造をとる種(マナマコなど)と、とぐろを巻いた複雑な構造をとる種(キンコなど)がある。食道の入り口の周囲には囲食道骨と呼ばれる10個の骨板が並ぶ。大腸は総排泄腔と肛門へ続き、肛門には肛歯と呼ばれる5本の歯がついている。

呼吸器
ナマコは肺を持たない。総排泄腔から体腔内に左右一対の樹状に分岐した管が伸び、ここに海水を出し入れすることで呼吸が行われる。この器官を呼吸樹(respiratory tree)という。なお、ナマコは皮膚呼吸も行っており、呼吸樹を失っても直ちに生命に危険が及ぶわけではない。板足目・無足目のナマコは呼吸樹を持たない。

楯手目のナマコの一部には、呼吸樹の基部に白い糸状の器官がつながっている。これはキュビエ器官と呼ばれる特殊な防御器官で、ナマコは敵に襲われるとキュビエ器官を肛門から放出する。

循環器
ナマコには心臓がなく、明瞭な血管系は持たない。酸素の輸送など体内の循環系を司るのは、水管系ならびに血洞系と呼ばれるシステムである。水管系は環状水管と放射水管からなる。環状水管は食道の回りを取り巻き、5本の放射水管とポーリ嚢(袋状の組織で、機能は不明)につながっている。放射水管は体壁の中を走行し、管足に分岐する。管足や触手の基部には瓶嚢と呼ばれる袋があり、ここに水管内の液体を出し入れすることで管足の太さを調節している。水管の中を流れている液体の成分は、海水とほぼ同じである。

血洞系の構成は水管系とよく似ており、周口血洞環から伸びる5本の放射血洞からなる。放射血洞は多数の細い管を腸管に伸ばしていて、栄養吸収・輸送の役割を持つものとみられている。水管系・血洞系はそれぞれ体壁・腸管においてメインとなる循環システムであるが、全身への酸素・栄養供給は体腔内に満たされた体腔液が行っている。

神経系
神経系は食道周囲に環状に配置する周口神経環と、後方へ伸びた5本の放射神経からなる。目・耳・鼻などまとまった感覚器官は持っていない。外敵との接触や光の変化などについては、体壁に分布する皮膚神経叢によって感知される。

生殖器
生殖巣は体の前方にあり、精子や卵を放出するための生殖口は触手の後方付近に開く。繁殖期には、生殖巣は体腔のほとんどを占めるほど大きくなる。精巣と卵巣は色合いがわずかに異なるものの、肉眼で区別することは一般に難しい。

繁殖と発生
繁殖
ナマコには雄と雌の区別があり、多くの種は体外受精による繁殖を行う。日本周辺でのナマコの産卵期は3月中旬から8月下旬までの間で、この期間に1匹のマナマコが生む卵の数は2,000万個程度と見積もられている[3]。ナマコの生殖口は後頭部にあり、放精・放卵の際には体の前部を大きく持ち上げ、L字型の姿勢をとる。

発生
初期の幼生はウニなどのそれに似ているが、次第にやや縦長の体に複雑に折れ曲がりながら体を取り巻く繊毛帯を持つ幼生(アウリキュラリア幼生:ラテン語で耳たぶの意)となって、海中を漂う浮遊生活をする。次の段階では樽型のドリオラリア幼生(ラテン語で樽の意)となるが、この時期の終盤には海底に沈むことが多くなり、底性生活へと移行していく。その後ペンタクチュラ幼生を経て変態を行い、成体とほぼ同じ姿の稚ナマコとなる。マナマコの場合、卵から稚ナマコになるまではおよそ1ヶ月ほどである。

ある程度成長するまでは、親ナマコの体内で過ごすナマコもいる。首の周りに哺育嚢を持つPsolus koehieriや、体腔内で幼生をかくまうムラサキグミモドキなど30種余りが知られている[4]。南極海など寒冷な海に住むナマコにこのタイプが多く、幼生の生存率を高めるための適応と考えられている。

ナマコ類は無脊椎動物の中では大きくなる方だが、攻撃手段を持たず、動きも遅いため捕獲が容易である。日本や中国では古来ナマコを食料として利用した長い歴史がある。日本で主に食用とされるマナマコは体色からアカ・アオ・クロの3種に分けられ、それぞれ地域によって価格差がある。

旬は初冬とされ、日本では酢の物として食べることが多く、味よりはコリコリとした独特の食感を楽しむ食べ方をされる。腸などの内臓を塩辛にしたものはこのわたと呼ばれ、ウニ・からすみ(ボラの卵の塩漬け)と並んで日本三大珍味のひとつとされる。905年編纂の『延喜式』にも記述があり、ナマコの利用法としては1,000年以上の歴史を持つ[5]。

生食が中心の日本に対し、中国では乾燥させた干しナマコとして利用するのが一般的である。内臓を除いて薄い塩水などで煮た後に乾燥させたナマコを煎海鼠、海参(いりこ)と言う。煎海鼠は、日本でも古くは体内の虫殺し、肝臓への薬効、痰の除去などに効果があると言われ、『養老律令』賦役令及び『延喜式』にも諸国からの貢納品として挙げられている。『本朝食鑑』には、その形がネズミに似ていることから「鼠」の字が用いられたと伝えられ、江戸時代には米俵に似ているということで豊作に通じた縁起物としてお正月のお雑煮の具(上置)に用いられた。また、長崎貿易においては「俵物」として清などに輸出された[6]。

卵巣を干したものはこのこまたは口子(くちこ)と呼ばれる。

医薬品としての利用
ナマコは漢方薬として古くから滋養強壮薬、皮膚病薬として用いられてきた。中国語でナマコを指す「海参(ハイシェン)」は、その強壮作用から「海の人参(朝鮮人参)」との意味でつけられた名前である。朝鮮人参の主要薬効成分であるサポニン類は通常は植物の持つ成分であるが、ナマコやヒトデなど一部の棘皮動物にも含まれていることが明らかにされている。

ナマコが持つサポニンの一種・ホロスリン(英:Holothurin)は強い防カビ作用を持ち、白癬菌を原因とする水虫の治療薬「ホロクリンS」として実用化されている。ナマコのサポニンはキュビエ器官や卵巣に多く含まれ、この毒性を利用して魚を捕る小規模漁も行われている。

最近ではナマコの主要成分であるサポニンを利用した黒ナマコの石鹸やシャンプーが日本の市場を賑わしている。 サポニンは石鹸の界用作用に適しており、日本だけではなく、マレーシアのランカウイ島等でも石鹸やクリーム等に利用されている。 [1][2][3]

ナマコの文化的側面
日本人とナマコの関わりは古く、712年に編纂された日本最古の歴史書である『古事記』にその記述が見える。天孫降臨の際、アメノウズメ(猿女君の始祖)が魚たちを集め「神の御子に仕えるか」と問うたとき、ナマコだけが答えなかった。怒ったアメノウズメは小刀でナマコの口を裂いた、という内容が記されている。

『古事記』には既に「海鼠」の表記が登場しているが、当時はこれで「コ」と呼んでいたとみられている[7]。「ナマコ」とは本来は調理をしていない(生の)「コ」を指す言葉であった。この名残が、前述の「このわた」(「コ」の腸)、「いりこ」(煎り「コ」)、「このこ」(「コ」の子)という語に残っている。平安時代中期の辞書である『和名類聚抄』には「老海鼠」「虎海鼠」などが掲載されている。『本朝食鑑』や『日本山海名産図会』など江戸時代の食材図鑑にもナマコは紹介されており、ナマコ食の歴史は長い[8]。夏目漱石の小説『吾輩は猫である』の中には、初めてナマコを食べた人物の胆力には敬服すべきだ、という一節もあり、食べ物としては意外な印象を与える場合も少なからずあったようである。

ナマコは和歌や俳句の題材にも選ばれ、俳句では冬の季語とされている。「生きながらひとつに凍る海鼠かな」(松尾芭蕉)、「安々と海鼠のごとき子を産めり」(夏目漱石)など、多くの文人・歌人たちにより様々な作品が残されている。

「塗り箸でナマコをはさむ(難しいことの例え)」「ナマコに藁(弱点のこと)」「ナマコの化けたよう(醜いものの例え)」など、ナマコに関することわざもいくつか知られている。

日本のナマコ漁獲量は1980年代以降減少傾向にあったが、平成18年度には10,000トンと、1970年代後半の規模にまで回復した[9]。平成18年度の生産額は130億円余り[10]。主な漁法は小型底引き網で、このほかに潜水器や海人による小規模漁も行われている。乾燥ナマコは香港、中国などに輸出され、特に香港に輸出される農林水産物としては金額で1位である(約110億円、2006年)[11]。都道府県別漁獲量では北海道・青森・山口が特に多い[12]。

ナマコ漁の歴史
日本のナマコ漁は古代から行われており、733年に献上された『出雲国風土記』にはナマコの産地(現在の島根県松江市美保関町など)が紹介され、後年の『延喜式』にはイリコやこのわたが租税として納付されたことが記されている[13]。

江戸時代には、ナマコは中国(清)への主要な輸出品となった。干しナマコ・ふかひれ・干しアワビは特に多く輸出され、「俵物三品(ひょうもつさんぴん)」と呼ばれた[14]。ナマコを外貨獲得の手段として重要視していた幕府は、一般市場でのナマコ流通を禁止し、漁師に対しては増産を厳しく迫った[14]。幕府に対し取り立ての猶予を求める、各地の漁業者からの上申書も残されている[15]。

ナマコ養殖の試みは明治時代に始まり、稚ナマコの放流や人工漁礁の造成が各地で行われた。禁漁期間の設置や漁礁の改良を行うなどの努力により一定の成果が得られた地域は多く、大浦湾では昭和初期に増産の成功を記念して「海鼠増殖記念碑」が建てられた[15]。

密漁問題
最近は中華料理の食材から高値に取引されることが多く、そのために保護水域や漁業水域での密漁も横行している。

密漁の背景には、そういった中華料理の材料としての高値が背景にあり、そのために生活に困った漁師などに密輸業者が目をつけ、密漁を推進したりすることが各地で続いており、ナマコ類と、それを漁業として生計を立てている漁師や水産関係者に、自然保護観点からみても、頭の痛い問題となっている。

現在は漁師や漁業関係者に、海上保安庁などが生息水域のパトロールなどを行っているが、今のところ、密漁の取り締まりには効果的な方法や糸口は見えてはいない。

分類
ナマコは管足・疣足および呼吸樹の有無、触手の形状や骨片の種類などに基づいて6目23科に分類される[16]。日本産ナマコの分類は、明治時代の動物学者である箕作佳吉(みつくり・かきち)と、彼の仕事を引き継いだ大島廣により完成された。
樹手目 Dendrochirotida 北方系の種が多い。
キンコ科 Cucumariinae:キンコ・グミ
ジイガセキンコ科 Psolidae:ジイガセキンコ
グミモドキ科 Phyllophoridae:ハマキナマコ
スクレロダクティラ科 Sclerodactylidae:イシコ
Paracucumidae
Placothuniidae
楯手目 Aspidochirotida 食用種として重要なマナマコをはじめ、温帯・熱帯域の海岸付近に住むナマコの多くがこの目に含まれる。
クロナマコ科 Holothuriidae:クリイロナマコ・クロエリナマコ・フタスジナマコ・チズナマコ・ジャノメナマコ・クロナマコ・アカミシキリ・チビナマコ・イソナマコ・クロホシアカナマコ・フジナマコ・トラフナマコ・ニセクロナマコ・テツイロナマコ・イシナマコ・ハネジナマコ
シカクナマコ科 Stichopodidae:バイカナマコ・マナマコ・アカオニナマコ・シカクナマコ・タマナマコ
ミツマタナマコ科 Synallactidae:ゴマフソコナマコ
指手目 Dactylochirotida
Rhopalodinidae
Vaneyellidae
Ypsilothuriidae
板足目 Elasipodida 深海産ナマコを多く含む目。ユメナマコは箕作による命名。
カンテンナマコ科 Laetomogonidae:ヒメカンテンナマコ
クマナマコ科 Elpidiidae:センジュナマコ・ウシナマコ
クラゲナマコ科 Pelagothuriidae:ユメナマコ
エボシナマコ科 Psychropotidae:エボシナマコ・トキンナマコ
Deimatidae
隠足目 Molpadida 
カウディナ科 Caudinidae:シロナマコ
Gephyrothuriidae
Molpadiidae
無足目 Apodida 大島廣が日本産の分類を完成させた目。ミツクリキクモンナマコ(Myriotrochus mitsukurii)は箕作佳吉への献名である。
イカリナマコ科 Synaptidae:オオイカリナマコ・クレナイオオイカリナマコ
クルマナマコ科 Chiridotidae:ムラサキクルマナマコ・イボカギナマコ
キクモンナマコ科 Myriotrochidae:ミツクリキクモンナマコ

2009年02月05日

幕末浪漫 月華の剣士

『幕末浪漫 月華の剣士』(ばくまつろまん げっかのけんし)は、SNKがネオジオ用に開発・販売した対戦型格闘ゲームシリーズである。同社の『サムライスピリッツ』とは異なる趣をからめた「サムライアクション」となっている。
同社の『サムライスピリッツ』シリーズ(以下『サムスピ』と表記)と同様に、キャラクターが刀などの武器を使うのが特徴の武器格闘ゲーム。『サムスピ』との違いとして特徴的なのは「弾き」の存在であり、ジリジリした睨み合いよりも、動的な駆け引きを重視している。

物語は、日本の江戸時代後期の幕末が舞台となっており、新撰組なども設定として登場する。また、陰陽道や四神といったオカルト要素も設定に深く関わっている。キャラクターイラストはTONKO(せんのあき)が担当。
ドバイ こぼれ ジェネ 月姫 キョウチ プイン プリプラ ハンドミキ キオス ストック スイートピ バランサー キクイン パンフ モカシン フィズ クォリティ そうめい ジンフ トップ デフォル きょくひ サーチナビム 村雨国内 ジンジャ 東へ西へ マルデ まっかり きうい ハナニ プラナ アプレッ ディスコ コック プルラン カイト ネイビー お手玉 とちひめ フォッグ ピョンヤン 金魚草 ヨーロッパ デコバギー ジャンク ノキオ ニューハフ デントデー ドール よもぎ

1997年12月に『幕末浪漫 月華の剣士』が業務用MVSで発売され、翌1998年11月には続編の『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜』が同じく業務用MVSで発売された。

シリーズ作品
1997年 幕末浪漫 月華の剣士 (アーケード、ネオジオ)
第1作。2作目の略称から『一幕』とも呼ばれる。
1998年 幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜 (アーケード、ネオジオ)
第2作。略称は『二幕』。剣質「極」が初登場するが、隠しコマンドで出現させる必要がある。
1999年 幕末浪漫 月華の剣士 (プレイステーション)
『一幕』の移植版。オープニングにアニメムービーを使用、おまけ要素も充実。
武器が飛ばなくなったため、一部のキャラの技の仕様が異なる。
2000年 幕末浪漫特別編 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜 (ネオジオポケット)
ネオポケ恒例のSDキャラクターの格闘ゲーム。基本的には『二幕』を基にしているが、一度クリアするまではストーリーが一幕のものになっている(嘉神の覚醒は演出であり、性能は変わらない)。
十三、紫鏡(骸)、示源は使用キャラクターとしては登場しないが、十三と骸はそれぞれミニゲームで登場する。
2000年 幕末浪漫第二幕 月華の剣士 Final edition (ドリームキャスト)
『二幕』の移植版。剣質「極」が最初から使用可能。アートギャラリーモードで各種イラストを閲覧できるほか、本作のキャラクターをモチーフにした絵柄の花札でこいこいを遊ぶことができる。また、『一幕』のデモシーンがムービー形式で収録されている。
なお、取扱説明書には隠しキャラクターの使用コマンドが載っているにも関わらず、技コマンドは載っていない。
ネオジオ版と技のエフェクトが違うものがある。
2006年 幕末浪漫 月華の剣士1・2 (プレイステーション2)
『NEOGEO オンラインコレクション』第2弾で、『一幕』と『二幕』が同時収録されている。
第1弾の『餓狼 MARK OF THE WOLVES』とは違い、ネオジオ版をほぼそのまま移植している。

ゲームシステム

基本操作
従来の対戦型格闘ゲーム同様にA・B・Cボタンがそれぞれ弱斬り・強斬り・蹴りと攻撃に宛がわれ、Dボタンは防御行動「弾き」ボタンとなっている(弾きについては後述)。

また、弱斬り・強斬り・蹴りの通常技は全キャラ共通してレバー特定方向と同時入力で変化する。(左+A、右+B、右+C、右下+C、以上全て右向き時)

通常投げ
『一幕』ではレバー左右+Bボタン。『二幕』ではC・Dボタン同時押しに変更され、投げ失敗時には専用のポーズを取って隙が生じる。
ダウン追撃
専用のコマンドでダウン中に追撃できる。大半のキャラはレバー右下(右向き時)で近距離の相手にしか当たらないが、一部のキャラクターはレバー真上+ボタン(キャラにより異なる)で距離無制限のものを出せる。また、立ちCや一部キャラの特定の技などでも追撃が可能。
中段攻撃
『一幕』で、B・Cボタン同時押しで出すことができる。しゃがみガード中の相手に当てると、強制的にガードを崩して後ろによろけさせる。
『二幕』では、剣質によりB・Cボタン同時押しで出る攻撃の内容が異なる。これについては後述する。
奥義(必殺技)
他の対戦格闘ゲームでいう必殺技は、このシリーズでは「奥義」という名称が使われている。通常技キャンセルで出せるが、攻撃判定のないものは、コマンド表では特殊技に分類される。
超奥義(超必殺技)
剣質ゲージ(後述)消費で使用可能な強力な必殺技。体力ゲージが一定量まで減るとゲージが点滅し、無制限に使用可能になり、剣質ゲージも消費しなくなる。

剣質
ゲーム開始時にプレイヤーが使用するキャラクターと、そのキャラの戦闘スタイル「剣質」を選択する。

剣質「力」
「技」よりも攻撃力が高く、通常攻撃をガードさせても必殺技と同様に僅かにダメージを与えられる。また、武器攻撃がガードされると『サムスピ』と同様の弾かれ動作が出る。
剣質ゲージ(後述)が溜まりやすく、さらに一部の奥義(必殺技)から超奥義に繋げられる「昇華」により、高威力の連続技を決めることができる。
体力ゲージが点滅している状態で剣質ゲージを消費することにより、超奥義を超える威力を持つ「潜在奥義」を繰り出せる。
『二幕』では中段攻撃の代わりに、発生が遅いがガード不能の「防御不可斬り」を使える。ボタンを押し続けることにより発動を遅らせることができ、一部のキャラクターはこれを最大まで溜めた状態で出すものを必殺技として持つ。
剣質「技」
攻撃力が「力」よりも低いが、通常技や特殊技をキャンセルするように繋いでいく「連殺斬」を繰り出せる。
また、一部通常技の動作が「力」よりも早くなり、必殺技でキャンセルできる通常技も増えている。一部の奥義(必殺技)の仕様も「力」と異なるものになる。
『二幕』では中段攻撃がヒット時に相手を浮かせる「打ち上げ斬り」となり、連殺斬にも組み込めるようになった。
入力が難しいが、うまく決まれば大ダメージを奪える「乱舞奥義」が使用可能。『一幕』ではいわゆるオリジナルコンボで、「力」の潜在奥義と同じ条件で出せる。『二幕』ではコマンドが4つのルートに分かれた連続入力式の乱舞技となっており、また剣質ゲージ消費のみで使用可能となった。なお、『二幕』での乱舞奥義は、
スタンダードタイプ
パワータイプ
テクニカルタイプ
という3つの類型があり、キャラクターごとに類型がそれぞれ決められている。
剣質「極」(隠し要素)
『二幕』限定の剣質。「力」と「技」双方の特徴をほとんど併せ持つ(「防御不可斬り」のみ存在せず、「打ち上げ斬り」に統一)剣質。
反面防御力が極端に低く、剣質ゲージが溜まりにくいというデメリットも存在する。
剣質によって奥義(必殺技)などに仕様の違いがある場合、原則的に昇華対応のものは「力」、それ以外は「技」と同じ仕様になる。
キャラクターによっては剣質専用技が存在することもあり、同じ外見ながら剣質次第で性能が全く違う場合もある。また、『二幕』では剣質ごとにキャラクターの服装の色・勝利演出が異なるようになった。

剣質ゲージ
近年の対戦型格闘ゲームに多く見られる「パワーゲージ」に相当し、剣質がここに表示されるのでそう呼ばれる。

主に通常攻撃を相手に当てていくことによって蓄積、一部キャラクターには溜めるための専用技が備わっている(響・嘉神など)。最大まで溜めるとゲージが白く光り、それを消費することによって「超奥義」「潜在奥義」「乱舞奥義」「ガードキャンセル弾き」を使用できる。保持できるゲージ数は1本のみであり、1度消費するとゼロに戻る。

弾き
Dボタンを押すと、身を引くような動作とその残影が現れる。これは弾ける時間帯が存在し、この時に相手の攻撃を受けると、それを弾き返して相手を行動不能に陥らせる。この硬直は短縮が不可能で、普段決めにくい技をこの時に決めることもできる。反面、弾ける時間の後のモーションは全くの無防備状態であるため、ここに攻撃を合わせられると無条件で食らうことになる。また、飛び道具・投げ技に対しては全くの無力である。

『一幕』の弾き
Dボタン+レバー操作によって「立ち弾き」「しゃがみ弾き」「立ち必殺技弾き」「しゃがみ必殺技弾き」の4種類が存在。
立ち・しゃがみはそれぞれ立ちガード・しゃがみガードで防げる技に有効。レバー前要素(右向き時ならそれぞれ右・右下)と同時入力で必殺技も弾ける。
『二幕』の弾き
「立ち弾き」「しゃがみ弾き」「空中弾き」の3種類となり、必殺技は、弾き動作の出掛かりのみでしか弾けないようになった。さらには立ち・しゃがみ弾き成功時にDボタンを押すだけで出る、専用の反撃技が用意されている。
また、剣質ゲージを消費して出す「ガードキャンセル弾き」も追加された。正確にはガードした攻撃を弾き、弾き成功後は相手を浮かせる。
コンピューターも弾きを使ってくる(『二幕』の最終ボスである黄龍が的確に決めてくる)ため、迂闊に技を出すことができない、『サムスピ』のものとはまた別の「動いたほうが負け」感を作り出している。

武器飛ばし
『一幕』のみの仕様。
ガードし続けてガード耐久値(画面には表示されない)が0になると、武器を飛ばされ、素手状態に陥る。素手状態では、武器を使った攻撃ができない、弾きと一部の必殺技が使えないというペナルティがある。一部キャラクターには素手状態での方が高性能になる技や、自ら素手状態になる技もある。なお、『サムスピ』とは異なり、通常技で削りダメージを受けることはない(剣質「力」の通常技は元々削れるため、別である)。弾き飛んだ武器は地面に落ち、拾うことによって再度使用できる。

『一幕』のボスである暁武蔵と嘉神慎之介は、武器を飛ばされることはない。

その他
気絶
攻撃を食らい続けると気絶して無防備になる。レバガチャで時間短縮できるなど、ほぼ一般的な格闘ゲームと同じ。
限界ダメージ
『二幕』では連続技の際に与えられるダメージに制限があり、連続技ではそれ以上のダメージを与えることができない。一部キャラクターが永久連続技を持っているものの、このおかげで体力ゲージ満タンの状態からそのまま即死させることはできなくなっている。
斬殺
勝利が確定するラウンドにおいて特定の技で対戦相手を倒すと、『サムスピ』同様に相手の体が切断される(突き系の技では血が噴き出るのみ)演出が入る。勝利画面のメッセージも専用のものに変わる。ただし、一条あかりのみ発動されても身代わりが斬られるのみの演出になっている。

登場キャラクター
『一幕』から登場
楓(かえで)[Kaede](声:水津光司(現・水津浩志))
キャッチコピー「時代を継ぐ少年/Shining Soul」。主人公。活心一刀流の使い手で、死した養父・慨世より四神の一角・青龍を継ぐことになる。青龍としての力を覚醒させると、結んだ髪が解け、黒髪が金髪に変わり、やや気弱だった性格も猛々しく好戦的になる。『一幕』ではコマンド入力で「覚醒」する必要があり、覚醒中は体力が徐々に減少するが、『二幕』では常に力を発揮できるようになった(反面、性能は大幅に抑えられた)。
なお、『二幕』でも覚醒前の状態の楓を隠しキャラクターとして使用できる。ただし、『一幕』の様に「覚醒」をすることはできない。
御名方守矢(みなかた もりや)[Moriya Minakata](声:橋本潤)
キャッチコピー「月の宿命に生きる士/Moon Destiny」。楓と雪の義兄。没落士族の子供であったが、慨世の元へ養子に入った。活殺逸刀流(元は活心一刀流)の使い手。
持ち技が全体的に高性能である反面、コマンドを入力する際に別の技が暴発することもしばしば。
雪(ゆき)[Yuki](声:西川葉月)
キャッチコピー「運命を貫く槍/Anxious White」。慨世に拾われ育てられた異人の女性。細くしなやかな体躯で、頭髪は長い金髪。楓の義姉であり、守矢からすれば義妹。守矢に想いを寄せる。凍術と槍術を使う。実は封印の巫女であり、『二幕』のエンディングでその命と引き換えに地獄門を封印した。
『一幕』では高性能な技の数々が特徴的だったが、『二幕』ではしゃがみC・奥義「瞬雪斬」・超奥義などの主力技の弱体化が施された。全体的に大振りな技が多い。超奥義の「樹氷」は、攻撃中にAボタンを連打することで威力が上昇する。
玄武の翁(げんぶのおきな)[Okina](声:中井重文)
キャッチコピー「闘う隠者/Fighting Hermit」。四神の内の1つ・玄武の守護神。慨世亡き後は、楓と雪を養っていた。慨世と嘉神の師でもあり、かつては「闘将朴然」と呼ばれた、相当な腕前の剣豪であった。釣竿や魚篭を武器に闘う。
一条あかり(いちじょう - )[Akari Ichijo](声:麻績村まゆ子)
キャッチコピー「小さな陰陽師/Magical Little Girl」。代々陰陽師の家系に生まれた少女。幼いながらも、類稀な才能で様々な式神を使役する。「えんぐりっしゅ(英語)」に強い関心を持っており、会話の中に織り交ぜる。楓のことが好みのようである。SNK初の関西弁を話す女性キャラクター。なお道磨という兄がいるが、本編に登場したことは無い。プレイステーション版では、十三と共に「おまけ」のキャラクター紹介で喋りまくる。
相手のレバー入力を左右逆にしたり、自身を妖怪に飲み込ませて突っ込ませたり、当て身投げのような性能を持つ「代わり人形」など、他のキャラクターには無い変則的な性質の技を数多く持つ。空中で打ち負けにくいジャンプ攻撃を持ち、「力」は、屈み強斬りの2段目を必殺技でキャンセルできる。「力」と「技」とで、闘い方が大きく異なるキャラクター。『二幕』では特殊技の「符呪・唱閃」を使ったお手軽な永久コンボが存在する(ただし、前述の限界ダメージが適用され、相手の体力の減少が途中で停止する)。
一条あか狸(ポン太)[Akari "Ponta" Ichijo](声:麻績村まゆ子)
プレイステーション版の隠しキャラクター。あかりに化けたイタズラ好きのオス狸だが、化けた姿は尻尾が出てしまっている。
神崎十三(かんざき じゅうぞう)[Juzoh Kanzaki](声:タイソン大屋)
キャッチコピー「陽気な羅漢/Big Heart」。あかりの家に居候している男。長い金棒と、それを扱うに足る六尺六寸の巨躯を武器に戦う。あかりに頭が上がらないが、実は三枚目を演じているだけで、頭の切れる人物。あかりの病弱な姉・ひかりに惚れ込んでおり、『二幕』では彼女に良い所を見せようと躍起になる。『二幕』のエンディングにて…。
基本の攻撃力は高く、金棒を使った攻撃はリーチが長い。ジャンプBやジャンプCは十三の要となる技。『二幕』では、「ぶんナゲ」や「たたきツケ」から追加入力をしていくことで、次々と別の技や超奥義に派生できる(「たたきツケ」は「ブンナゲ」からも繋げることが可能な他、さらに「ぼこナグリ」「すりツブシ」を初めとする技に派生できる。ただし「ぼこナグリ」と「すりツブシ」の2つは、相手が特定のボタンを押すことで投げ抜けされる)。「岩クダキ」は、前方への溜め技で、「力」ではガード不能技と化す。
鷲塚慶一郎(わしづか けいいちろう)[Keiichiro Washizuka](声:小西克幸)
キャッチコピー「誠忠の剣/Sword Wolf」。新撰組副局長・土方歳三直属の部下という設定(どの隊にも属していない)の新撰組隊士。地獄門について調査を命ぜられる。太平の世に忘れ去られた侍の美学と、それに対する熱き思いを胸に秘めている。
紫鏡(しきょう)[Shikyoh]/骸(むくろ)[Mukuro](声:モンスター前塚)
キャッチコピー「彷徨う悪夢/Living Nightmare」(紫鏡)、「地獄ノ淵ニ棲ムモノ/Hell Beast」(骸)。新撰組に所属していたが、殺人欲のみで動いていたことで不要な殺人も行っていたために新撰組内で粛清されかけた。だが、事前に事の次第を察して新撰組を脱退、流浪のはぐれ人斬りとなった。『一幕』のエンデイングで地獄門に吸い込まれるも、『二幕』にて奇跡的に生還を果たしたようだが、頭と首に包帯を巻き、目、鼻、口を覗かせて、腐乱死体のような姿に変わり果てた。二幕での名前は、死体を意味する「骸」。
天野漂(あまの ひょう)[Hyo Amano](声:大塚明夫)
キャッチコピー「江戸の喧嘩桜/Romancing Wanderer」。風流を心から愛する男。仕込み刀を持ち歩く遊び人だが、よほどのことがない限り、仕込み刀は木刀として使っている。奥義の名前は将棋をモチーフにしたものがほとんどである。
李烈火(リー・レッカ)[Lee Recca](声:橋本潤)
キャッチコピー「黄土からの使者/Oriental Justice」。本名は李成龍。清朝時代の中国・嵩山少林寺からやって来た、正義を重んじる武術家の青年。
斬鉄(ざんてつ)[Zantetsu](声:大友龍三郎)
キャッチコピー「最強の忍道/Last Ninja」。『龍虎の拳』に登場した如月影二の流派、如月流忍術の開祖(『一幕』のエンディングではその影二も登場)である。我が流派こそが最強である証を求めるため、地獄門に集まる猛者たちに戦いを挑む。
直衛示源(なおえ しげん)[Shigen Naoe](声:伊藤えん魔)
キャッチコピー「鉄腕猛虎/Iron Tiger」。四神の白虎で、2メートルを越す巨漢の男。その相貌は人間離れしている。筋肉隆々の逞しい肉体を鋼鉄の様に硬くする呼吸法を用いて徒手空拳で戦い、白虎の数珠を手首につけている(武器が飛ばされる場合はこれが飛ぶ)。
『一幕』では親友の嘉神に封印され、怒りと狂気に囚われて封印を破り暴走するが、虎徹の声によって正気を取り戻す。『二幕』では普通に言葉を話し、エンディングにて地獄門を封印したものの、その直後に落命する。
投げ技の有効間合いや威力が優れる反面、打撃技の発生が遅い「力」、各種の技のバランスは取れている代わりに投げ技の有効間合いと威力が「力」に比べて劣る「技」というように、『一幕』では「力」と「技」それぞれの性能差が激しい。『二幕』では、『一幕』での技の性質が大きく変更された。「金剛砕」が、連続する投げ技の始動技となり、ここから追加コマンドを入力することによって、次々と投げが展開され、超奥義や潜在奥義にも発展する(「壊」「烈」「昇」「墜」や、潜在奥義の「怒髪衝天」など、相手は特定のボタンを押すことで投げ抜けが可能。投げ抜けされた場合、示源のゲージは消費しない)。超奥義の「因果応報」も性質が大きく変わった他、決まった時のダメージが尋常でなく高い(超奥義の威力だけで言うならば、全キャラクター中最高であろう)。
プレイステーション版では、封印されていた間の影武者である「木偶の示源」も隠しキャラクターとして使用できる。
直衛虎徹(なおえ こてつ)[Kotetsu Naoe](声:生駒治美)
示源が養子にしていた娘。一見すると男の子に見える(一人称も「オイラ」)。養父の死後、白虎を継ぐことになる。『二幕』ではコマンドを入力することにより、戦いの前に隠しキャラクターとして登場するも、直後に示源につまみ出されるため、実際にプレイヤーが操作するのは示源になるが、勝利画面のメッセージなども変化する。
暁武蔵(あかつき むさし)[Musashi Akatsuki](声:フランキー仲村)
キャッチコピー「魔神二天流/Ghost Blade」。『一幕』の中ボスで、嘉神の手により復活した宮本武蔵。左目が潰れており、右目は赤く爛々としている。プレイヤーに敗れた後は、「良い闘いであった」と満足して常世に帰っていく。中ボスであり、アーケード版でも隠しコマンドで使用可能。ネオジオCD版とドリームキャスト版の『二幕』では、アーケードモード以外で使用できる。
嘉神慎之介(かがみ しんのすけ)[Shinnosuke Kagami](声:粟根まこと)
キャッチコピー「堕天の剣/Crisis Christ」。『一幕』では最終ボスで、アーケード版では使用不可。『二幕』では通常使用キャラクターになった。

『二幕』から登場
真田小次郎(さなだ こじろう)[Kojiroh Sanada](声:中谷さとみ、小山彰一[プレイステーション版])
キャッチコピー「壬生の陰狼/Shadow Wolf」。新撰組・零番隊隊長。同じ新撰組の鷲塚とは親友同士。実は『一幕』の頃に既に紫鏡に殺害されており、『二幕』に登場するのは、その姿を借りた彼の妹・香織である。
プレイステーション版では、存命時の本人を隠しキャラクターとして使用できるが、上記の設定のためにキャラクターの性能は『二幕』と大幅に異なる(鷲塚とほぼ同じ性能)。
高嶺響(たかね ひびき)[Hibiki Takane](声:氷上恭子)
キャッチコピー「純潔の太刀筋/Innocent Slash」。居合の達人で刀匠・高嶺源蔵の娘。対CPU戦で斬殺(相手の体を切断する)を繰り返すと、エンディングの台詞が変わる他、対人戦でも勝利ポーズと勝利メッセージが変化する。
刹那(せつな)[Setsuna](声:山内圭哉)
キャッチコピー「暗闇の殺戮剣/Dark Soul」。常世の使者。またの名を「イノチヲカルモノ」。現世及び常世のありとあらゆるもの(自分自身を含めた)全ての存在を憎んでいる。
黄龍(こうりゅう)[Kouryu](声:石井康嗣)
キャッチコピー「和する帝王/Dragon Emperor」。『二幕』のラスボスであり、CPU専用キャラクター。その正体は楓たちの師匠であり、義父でもある先代の青龍・慨世。死後、常世側から地獄門を守る第五の守護神・黄龍となったが、強力な常世の思念に精神を支配され、プレイヤーの前に立ちはだかる。
持ち技の全てが強力無比であり、ボスキャラクターに相応しい無類の強さを誇る。家庭用のみ、隠しコマンドで使用可能。
はぐれ人形( - ひとかた)[Hagure-Hitokata](声:麻績村まゆ子)
隠しキャラクター。あかりが陰陽術で使う人形が一人歩きしたもので、対戦相手に化けて戦う。普段はあかりに化けており、はぐれ人形同士での対戦ではこの姿で戦う。対CPU戦で、このキャラクターで最後まで到達すれば、最終ボスの黄龍を使用できる。

逸話
時代設定を生かし、隠しキャラクターとして人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の緋村抜刀斎をゲスト出演させる予定もあったという(FALCOONがインタビューにて回答)。が、権利関係がうまく行かなかったらしくお流れになっているとのこと。なお、『るろうに剣心』の作者である和月伸宏は単行本のフリートークで本作の話題を出しているが、剣心の出演については何も言及していない。

新声社の『月華の剣士』ムックには、和月のインタビュー記事も掲載されている。

2009年01月21日

陰謀論を参考にして作られた大衆娯楽

陰謀論を参考にして制作された大衆娯楽には、さまざまなものがある。大衆娯楽にて扱われる場合、陰謀論は都市伝説と同様に、有名なものがモチーフとされることが多い。陰謀論の扱い方には、以下のような種類がある。

アクセントのひとつとして取りあげたもの
おおむねフィクションとして扱うもの
歴史的な事実と陰謀論を織り交ぜ、作られたもの
実際の出来事や実在した陰謀を下敷きに、それをフィクションとして再考証したもの
陰謀論の実現により生じる現在や未来を扱ったもの
一方で、これらフィクションの陰謀を、陰謀論を補強するものとして主張されることもある。アメリカ同時多発テロ事件以前にいくつかあった「ビルに旅客機が突入する」というフィクションは、時として陰謀が事前に計画されていたという主張に用いられることがある。

『ゼイリブ』(1988年、アメリカ) - 現代社会に多数の宇宙人が人間の振りをして生活しており、彼等によって世界がコントロールされているという事実を暴くために主人公が奮闘する。
『陰謀のセオリー』(1997年、アメリカ) - アメリカで有名な「MKウルトラ計画」が実在した前提となっており、主人公はその被験体。
ゲーム『メタルギアソリッド』に出現するビルダーバーグ会議。米国議会及び日本の内閣総理大臣は実権を握っておらず、陰から支配しているとされる愛国者達に該当している。

陰謀論者あるいは主張の一部が陰謀論的な人物
太田龍
古歩道ベンジャミン
中丸薫
副島隆彦
五島勉
單気筒
リチャード・コシミズ
ジョン・コールマン
ユースタス・マリンズ
ダニエル・エスチューリン
デイビッド・アイク
ウラジミール・プーチン
ジョージ・W・ブッシュ[41][42][43][44]

脚注
^ ユースタス・マリンズ 『カナンの呪い』 成甲書房 2004年
^ フリッツ・スプリングマイヤー 『イルミナティ 悪魔の十三血流 世界を収奪支配する巨大名家の素顔』 KKベストセラーズ 1998年
^ 藤井昇 『ロツクフェラー対ロスチャイルド―巨大対立軸のなか、日本の進むべき道を探る』 徳間書店 1994年
^ 「三百人委員会」ジョン・コールマン
ダイバ いそべ シーアル ミュート メドレー チェンジ プロミ らんぶー キンシ トラッ ライター リモート サモエー セーブル マットレス ピナツボ ママ 大莢種 ゾーン デーモン ラミネート かむかむ ユー わらび リュージュ ネーション ターバン プリス ザック ドラドン リロート かみのく トーク フェナ メンター マトン ステビア リペア スナップ ツイスト ズー シング おにぎり デタント ほくとし ファイ マダム セオリ フィット マガダ

^ 「ビルダーバーグ倶楽部」ダニエル・エスチューリン
^ 笹川英資「続・悪魔からの警告」第一企画出版 p.107-109, p.156-158, 1995 ISBN 488719031X
^ ユースタス・マリンズ /歴史修正学会「医療殺戮 現代医学の巨悪の全貌」面影橋出版, 1997 ISBN 4880660108
^ 「Tragedy & Hope」キャロル・キグリー
^ 「世界の歴史をカネで動かす男たち」クレオン・スクーセン
^ 「三百人委員会」ジョン・コールマン
^ 鹿島昇『裏切られた三人の天皇-明治維新の謎』太田龍『長州の天皇征伐』、加治将一『あやつられた竜馬 明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン』
^ 最終戦争論・戦争史大観
^ 安岡正篤『陽明学十講』二松学舎大学出版部、1995年、81頁。初出は「師と友」1975年9月号。
^ この放送は英国でエイプリル・フール用に作られた番組であり、日本での放送の最後にもそのことを明記してあった。
^ 『ゴルゴ13』 124巻「イングリッシュ・ローズ」 ISBN 4845801248
^ 「エイズウイルスは生物兵器だった」ゲイリー・グラム、「悪魔の遺伝子操作」、「仕組まれた恐怖 エイズは生物兵器だった!?」
^ 「鳥インフルエンザの正体」ジョン・コールマン
^ 「三百人委員会」ジョン・コールマン
^ 「連邦準備制度という詐欺システム マネーを生み出す怪物」G・エドワード・グリフィン著 吉田利子訳
^ IMF調査,ワールドゴールドカウンシル2006年9月末現在
^ エドワード・バーネイズ「プロパガンダ教本」(成甲書房)、『週刊金曜日』取材班「電通の正体―マスコミ最大のタブー」(金曜日)
^ ジョン・コールマン「タヴィストック洗脳研究所」(成甲書房)など
^ 『戦後60年新春特別企画 ビートたけしの陰謀のシナリオ!!日本を震撼 させた戦後7大事件はアメリカの陰謀!?SP』(2005年1月2日 テレビ朝日系列放送 )など
^ 「日本を騙した悪魔」ジョン・コールマン
^ a b c d ベンジャミン・フルフォード「暴かれた闇の支配者の正体」
^ a b 鬼塚英昭による主張。
^ 副島隆彦著最高支配層だけが知っている日本の真実
^ 次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた(下)技術・金融篇 ISBN 4198621543
^ 次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた(下)技術・金融篇 ISBN 4198621543
^ 次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた(下)技術・金融篇 ISBN 4198621543
^ この説はあくまでもサラ金や広告代理店やパチンコ屋、宗教団体を経営支配している在日韓国人についての主張であって、在日韓国人一般を対象としたものではないとコシミズなどは主張している。
^ [1]
^ 宝島社文庫 出版ザ・在日特権 ISBN:978-4-7966-5920-8
^ 宝島SUGOI文庫 創価学会Xデー ISBN:978-4-7966-6387-8
^ 有馬哲夫・早稲田大学教授の米国公文書研究
^ ビルダーバーグ倶楽部 世界を支配する陰のグローバル政府
^ アウシュウィッツ「ガス室」の真実―本当の悲劇は何だったのか?,ISBN-10: 4817403934
^ アウシュヴィッツの争点,ISBN-10: 4947637331
^ (1995) 日本ロッジ元グランド・マスター・ロングインタビュー「別冊宝島233 陰謀がいっぱい 世界にはびこる『ここだけ』の正体」 宝島社 ISBN 4796692339
^ 田中宇の国際ニュース解説「麻薬戦争からテロ戦争へ」より
^ 戦争中毒,ISBN-10: 4772602992
^ ブッシュの終わりなき世界戦争,ISBN-10: 4062566818
^ ブッシュ妄言録,ISBN-10: 4576060988
^ 幸運なる二世ジョージ・ブッシュの真実, ISBN 4899980167

2009年01月14日

論衡(ろんこう)

論衡(ろんこう)とは、中国後漢時代の王充(27年 - 1世紀末頃)が著した全30巻85篇(うち1篇は篇名のみで散佚)から成る思想書。実証主義の立場から王充は自然主義論、天論、人間論、歴史観など多岐多様な事柄を説き、一方で非合理的な先哲、陰陽五行思想、災異説を迷信論として徹底的に批判した。

長い歳月の間に記されたものと考えられ、そのため書中では一貫性が欠けている面もみられるが、虚妄的な儒学の尚古思想を一蹴し、合理的に物事を究めようとする立場は当時の思想としては大胆かつ革新的なことであった。編述を終えた時点では100篇を超える構成であったというが、『後漢書』に挙げられた時点で85篇とされており[1]、さらに巻15の「招致篇」44は散逸して篇名を伝えるだけとなっている。
チップ ドミナ シェルパ トースター ダフる日本 ぶんたん シンクロ ドラバ ミスジャ スフレ デネブ バラン フレスコ ドンマイ モロヘイヤ ハンド リムパック バルナ ジュンブ 有明の月 リバランス リフィル 聖護院 ハイカ デフレー スライム 宵月の宴 アシスト パイオニア ハルビ トータル パード サラダ サーチ恋道 チェリ エイトビー ミルト ユーティ ランド ディー ゲーセン 世界の窓 スト チアナ タントラ スタンス 宝船 ヘアー ブルドッ フリーサ

王充の死後に本書が世に出たのは2世紀末であり、蔡邕が呉(蘇州)で入手して人と語らう際の虎の巻としたことや、会稽太守となった王朗が同地で一本を発見したことによるという[2]。

一個人による百科全書的著作であり唐代までは大著として評価されてきたが、その記述姿勢が孔子・孟子に批判的であるという点から、宋代以降は無法の書として省みられなくなった。そのため、本文校訂も十分には進んでおらず、ようやく清末になって部分的注釈がなされ、中華民国時代になって詳細な注釈が完備した。1970年代の中華人民共和国での批林批孔運動の際には孔子を批判していた先駆的な思想書として評価されたという。

構成
1巻 : 逢遇篇1、累害篇2、命禄篇3、気寿篇4
2巻 : 幸偶篇5、命義篇6、無形篇7、率性篇8、吉験篇9
3巻 : 偶会篇10、骨相篇11、初稟篇12、本性篇13、物勢篇14、奇怪篇15
4巻 : 書虚篇16、変虚篇17
5巻 : 異虚篇18、感虚篇19
6巻 : 福虚篇20、禍虚篇21、龍虚篇22、雷虚篇23
7巻 : 道虚篇24、語増篇25
8巻 : 儒増篇26、芸増篇27
9巻 : 問孔篇28、
10巻 : 非韓篇29、刺孟篇30
11巻 : 談天篇31、説日篇32、答佞篇33
12巻 : 程材篇34、量知篇35、謝短篇36
13巻 : 効力篇37、別通篇38、超奇篇39
14巻 : 状留篇40、寒温篇41、譴告篇42
15巻 : 変動篇43、招致篇44(散逸)、明雩篇45、順鼓篇46
16巻 : 乱龍篇47、遭虎篇48、商虫篇49、講瑞篇50
17巻 : 指瑞篇51、是応篇52、治期篇53
18巻 : 自然篇54、感類篇55、斉世篇56
19巻 : 宣漢篇57、恢国篇58、験符篇59
20巻 : 須頌篇60、佚文篇61、論死篇62
21巻 : 死偽篇63
22巻 : 紀妖篇64、訂鬼篇65
23巻 : 言毒篇66、薄葬篇67、四諱篇68、言間時篇69(???篇)
24巻 : 譏日篇70、卜筮篇71、弁祟篇72、難歳篇73
25巻 : 詰術篇74、解除篇75、祀義篇76、祭意篇77
26巻 : 実知篇78、知実篇79
27巻 : 定賢篇80
28巻 : 正説篇81、書解篇82
29巻 : 案書篇83、対作篇84
30巻 : 自紀篇85 王充自らの生い立ちや著述に当たっての姿勢を延べたもの。